弦の違いを知れば、自分に合った音色を見つけられる

アコーステックギター

アコースティックギターを購入したけれど、弦を張り替えるにあたってギターの弦コーナーに行きました。でも、弦の種類が多くてどれがいいのかわからない。

ギターを購入して、このような経験をされた方は多いのではないでしょうか。弦にも種類がありますから、まずはその違いを知る事から始めましょう。

スチールかナイロンか?

アコースティックギターを大きく分けると、スチール弦のギターとナイロン弦のギターの2種類に分ける事ができます。

アコースティックギターは普通、スチール弦ギターを指し、フォークソングなどに代表されるように、バンドの演奏から弾き語りまで多種多様な使われ方をします。ジャガジャガと金属製の音色が特徴です。

一方、ナイロン弦のギターは、ガットギター・クラシックギターと呼ばれ、オーケストラやボサノヴァ調の曲、演歌・歌謡曲などで主に使用されています。

ボロロンとやわらかい、優しい音色が特徴です。自分が購入したギターの種類は、まず、どちらに当てはまるのかを確認していただければ、弦選びの方向性を決めることが出来ます。

太めがいいか、それとも細め?

次に、弦の太さによる分類が出来ます。弦の太さというのは、言い換えれば、弦の硬さの事です。

弦の太さや硬さを「ゲージ」と言いますが、ヘヴィゲージからライトゲージまで様々なタイプがあります。例えば、6弦タイプで0.012~0.052などと表記されています。

ギター弦

ギター初心者の場合、購入した時に最初に張られている弦はライトゲージ(細めの弦)である事が多いです。なぜかというと、太い弦ほど押さえる力が必要になりますので、指に力がない人だとヘヴィゲージなどの太い弦を押さえるのかなり困難です。

張替えを考えるのであれば、まず細めの弦から見ていきましょう。ライトゲージやミディアムゲージという表示をひとつの指標として選んでいただければ良いと思います。慣れてきたら、太い弦にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

参考:アコースティックギターの弦の張り替え方

材質がサウンドを左右

そして、弦選びでもうひとつ、「弦の材質」について知っておくと便利です。ブロンズ製の弦を材質で分類するとブロンズ弦とフォスファーブロンズ弦に分ける事ができます。

「Bronze」と表記されていれば、一般的な弦だと思っていただいて結構です。主に、中低音域のバランスの良いサウンドが特徴です。80/20という表記は、銅80%・スス20%の割合を表したものです。

次に、フォスファーブロンズ弦です。ブロンズにリンを含ませた弦で、のびやかな・高音域のサウンドが特徴です。ブロンズ弦よりは目立つサウンドですので、曲調などでギターを目立たせたい、自分が目立ちたい、という方に選んでいただければと思います。

最後にスチール製の弦はどうしても、さびる事が多いです。値段は高くなりますが、「コーティング」された材質の弦を選んでいただくのも良いと思います。さびにくく、汚れにくい材質になりますのでお財布に余裕のある方はどうぞ。

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